ちょっと前のことになりますが、
うちのベビーが一時期ベビーカーに乗るのを嫌がるようになりました。
ベビーカーに乗せようとすると、必ず背を反らせて泣きわめきます。
ベビーカーに乗ってくれないと、親としては大変困ります。
10Kg弱もある巨体をだっこorおんぶしなければならないので、
出掛けるのが一苦労だからです。
それまで嫌がらずに乗っていたので、
きっと何か原因があるのだろうと思いました。
思い当たるふしは、
・体が大きくなってベルトがきつく、拘束されて思うように動けない
・自動車やバイクが後ろから近づいてくる音に恐怖を感じている
が考えられます。
そこで、ベビーカーに乗ることに対する苦痛や恐怖感を取り除き、
ベビーカーが楽しくなるようにベビーの連想パターンを変えれば、
またベビーカーに乗ってくれるのではと考えました。
まず、危なくない程度にベルトを緩めました。
それでも乗せようとするとまだ泣き出してしまいます。
次に思いついたのは、
離乳食を食べさせるときに使っているベビー用の椅子には
ベビーカーと同じようにベルトと車輪がついているのに
なんで嫌がらないのだろう?ということでした。
そっか!ごはんを食べるのが好きだから、椅子は嫌がらないんだな。
ならば、ベビーカーでごはんを食べさせてみてはどうだろう?
と考えました。
そこで、ベランダでベビーカーに乗せて、大好きなパンとバナナを
あげてみました。
すると泣かずにベビーカーに乗って、パンとバナナを食べ始めました。
どんだけ食い意地がはっているんだ・・・(苦笑)
食べている最中、ベビーカーを押して移動しても大丈夫でした。
さて後は、路上に出ても泣かないかです。
最後の難関として、自動車やバイクが後ろから近づく音を
克服しなけれななりません。
ベビーは、見えない後方から不意に大きな音が近づいてくるのに対し
恐怖を感じているだけであって、
自動車やバイクなどの動く乗り物自体は、「ブーブー」と呼んで、
見るのは好きなのです。
なので、後ろから自動車が近づいてきたら、ベビーカーを押すの止めて
自動車の方を振り替えり、「ブーブー来たね」と言って
自動車を通り過ぎるのを見送れば、泣き出すことはなくなりました。
「やったー!」
これでベビーカー嫌いを完全に克服できました。
ベビーカーに乗ると、お菓子をもらえるし、
興味深いブーブーや景色が見れて嬉しいな、
と思ってくれたのでしょう。
人は、苦痛や恐怖を感じるものに対し、消極的になり
楽しさや快楽を感じる物に対し、積極的に行動するものです。
そこで、物事に対する「苦痛と快楽の連想」を逆転させれば、
望ましくない問題行動を止めさせ、
やりたくないと思っている大切なことを積極的に行えるようになります。
私は、この人間の本能を利用して、
実際に禁煙に成功したり、運動嫌いを克服して健康になりました。
みなさまも、この方法で
嫌いなものを克服してみては、いかがでしょうか。
P.S.
最新情報やブログでは掲載できない情報など、以下のメルマガで配信しています。
まだの人は、こちらから無料でご購読できます。
1 Comments.