プライベートな話を書く理由

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私は、メルマガの導入部分や、後半の編集後記で
よくプライベートであったエピソードを書いたりしています。

とりわけ導入部分では、失敗談や自虐ネタなど、
クスっと笑えるエピソードを書くようにしています。

こうしたことは、時間管理など効率化の情報を伝えるメルマガとしては
無駄のように思われるかもしれませんね。

書いている本人としても、毎回面白トークを書くのは、
結構たいへんなんです。

なぜなら普段効率的なことばかりを考えて、
そんなに笑えるような面白いことをしていないからです。(爆)

なので、メルマガを書くときはいつも

「最近笑えることあったかなー?」

と本編よりも導入部分の面白ネタに頭を悩ませているところです。

けれども、一見何の役に立たない無駄話に見えても、
発行者のパーソナリティが伝わって、親近感を持ってもらうことで
本文の内容に共感をしてもらえることにつながります。

また、導入部の面白?トークでは、
気楽にメルマガを開いて、読みはじめることができ
その後の本編の固い話にも入りやすくする効果を狙っています。

なので非効率なことでも、読者が楽しく読めるように工夫して
書いているのです。

同じようにITの世界でも、ユーザーが簡単に気持ちよく使ってもらう
ことを考えて画面デザインや操作方法を検討・設計します。

マックOSのウィンドウを閉じるときも、一瞬グニャっと歪んで閉じたり、
iPhoneで画面の縦スクロールが終わりになると、ピタっと止まるのではなく
すこし遊びを持たせてギュウっと押せるという効果などを効かせています。

これもプログラム的に無駄な処理をしているのですが、
ユーザーに楽しく気持ちいい体験をしてもらい、
何度も使いたくなるようにしているのでしょう。

さて、ここからが本日お伝えしたい話になりますが、

メルマガでもITでも商売でも、
人と接する部分は、無駄とも思えるコストをかけるべき
だということです。

高級ホテルのサービスや、老舗和菓子店の過剰な包装などを見れば、
対人サービスに多大なコストをかけていることがわかります。

ディズニーランドのキャスト全員に伝わる、仕事の行動基準として
SCSE」というものがあります

SCSE」とは以下の頭文字をとったもので、この順番が
行動の優先順位として徹底されています。

・Safety(安全)

・Coutesy(礼儀正しさ)

・Show(ショー)

・Efficiency(効率)

つまり効率は、安全や楽しさよりも優先度が下がるということになります。

なぜなら効率よく物やサービスするだけでは、コモディティ化して
価格競争に巻き込まれてしまうからです。

なので人と接しない生産や経理などバックヤードの部分では、
無駄を省く効率化を進めなければなりませんが、

人と接する表の部分は、効率化よりも、ユーザーの体験や感動を大切にし、
そこに価値を見出してもらいましょう。

というお話でした。

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