先日、駅前の定食屋で「ざるそば」を注文したら
「かけそば」が出てきました。
誤りを指摘すると、店員は不機嫌な顔をし
謝罪も無く無言で「かけそば」を下げました。
こんな簡単なオーダーを間違える店なんか
二度と行くもんか!と思いましたよ。
さて、仕事で求められる「コミュニケーション力」とは
一体何なのでしょう?
コミュニケーション力が高い人のイメージというと
・プレゼンなどスピーチな上手な人
・会話上手な人
などを思い浮かべます。
けれど、しゃべるのが得意な人が
人の話しを聞いているかというと、そうとも限りません。
仕事とは、何らかの要件(input)があって、
それに対し成果物(output)を返すこと
と定義できます。
とすれば、仕事で求められる「コミュニケーション力」とは
要件を正確に受けとって、成果物を正確に伝える能力となります。
つまり、相手の言ったことを正確に理解し、
自分の言いたいことを正確に伝えられなければ、
仕事ができないということです。
簡単なオーダーを間違える定食屋の店員なんて
コミュニケーション力がゼロの、仕事が出来ないヤツですね。
私の本業であるシステム開発のプロジェクト管理は、
システムの規模が大きくなるほど、
コミュニケーション能力が求められてきます。
複雑なシステム仕様を、大勢のメンバーに共有し
開発を進めるには、正確に情報が伝わったているかの
チェックが欠かせません。
そのために、図や文章を駆使した設計書をレビューしたり、
対面、電話、メール、Web、メッセンジャーなど
複数の伝達手段を使って意思疎通を図ります。
正確にメッセージを伝えられなければ、
誤った使えないシステムが出来上がってしまうからです。
私は「メッセージは100%正確に伝わらない」
という前提でコミュニケーションをしています。
だからこそ、本当に正確に伝わっているか
確認を取るようにしています。
人はメッセージを必ず誤読するものであり、
自分が望む反応を相手から得られなければ、
コミュニケーションが成立したとはいえないのです。
では、どのように確認をすれば正確に伝わっているか
判断できるのでしょうか?
それは、中学英語で習った「5W1H」で簡単にチェックできます。
・誰が(who)
・なぜ(why)
・何を(what)
・どこで(where)
・いつまでに(when)
・どのように(how)
これらのうち、1つ以上欠けていると
その情報は不明確なメッセージとなります。
そこで欠けているものを聞き返し、
明確にしていくのです。
定食屋の場合、私が何を(what)注文したのか
店員が確認し忘れたのですね。
この「5W1H」チェックさえ出来れば、
コミュニケーションの精度が上がり、
仕事の質が向上することでしょう。
ぜひ、この点を心掛けて、
お仕事してみてはいかがでしょうか。
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