今の状況から望ましい状態へと変化するのに、
以前の記事で「痛みと快楽の連想を変える」という方法を紹介しました。
今回それとは別な変化へのアプローチをご紹介します。
「場の分析理論」では、
現在の状況は、推進力と抑止力の均衡状態だと表現されます。
現状から望まれる状態に向かうには、推進力を増やすか、
抑止力を減少させるか、またはその両方です。
つまり「やりたい」という意欲を増進させるか、
「やりたくない」というブレーキを緩めるかということです。
では、推進力を増やすか抑止力を減少させるか、
どちらが効果的でしょうか?
まず新しい物事を始めるには、大きな推進力が必要です。
自動車でも飛行機でも、動き始めるのには、
大きなパワーとエネルギーが必要になります。
始めから「変われたらいいなー」という程度の気持ちでは、
多少やってみるものの、すぐに元の均衡状態に戻ってしまうでしょう。
なので始めは「絶対に変わらなければ」という強い推進力が必要です。
そして一旦やり始めたら、それを継続するのには、
始めほどの強い推進力は必要なくなります。
継続をするには、推進力を増やすよりも、抑止力を減らすことが
効果的です。
ブレーキを踏んでいる状態で、アクセルをよりふかしても
いずれはエンジンが焼ききれてしまいます。
無理にモチベーションを上げ続けることは、できません。
ロケットは、地球の重力圏を抜けるのに燃料の大半を使い、
宇宙では大気の抵抗と重力が無いため、少ないエネルギーで
進みます。
なので、やりたいことを自然にできるように
継続するには何が抑止力となっているのか、
その性質を見極め、それを減らすようにするといいでしょう。
望む状態へ変化をするのに
「痛みと快楽の連想を変える」アプローチと併用すると
強力かもしれません。
P.S.
最新情報やブログでは掲載できないプライベート情報など、
以下のメルマガで配信しています。
まだの人は、こちらから無料でご購読できます。
0 Comments.