電車など公共の場でマナーの悪い人をよく見かけますね。
その人の行為にこちらがイライラさせられるのは、
たまったもんじゃありません。
そいつになんとか注意したいとか、やりかえしたいと思うと
余計に憎しみが湧いてきて、イヤな気分になります。
頭に血がのぼって、実力行使で報復行動に出た場合は、
泥沼のケンカになる場合もあります。
そんな最悪なケースに陥ることなく
マナーの悪い人を笑い飛ばせるとっておきの方法があります。
いま自分は、イライラしているな、不愉快だな、ムカつくな
などと感じたら、
こんなヤツのせいで、いつまでも不快な感情でいたくない
はやく楽しい感情に切り替えようと考えてみましょう。
自分のいまの感情を認識することをメタ認知といいます。
自分の感情を認識することで、
すこし冷静に考えることができるようになります。
とはいえ、不快から楽しい感情へと切り替えるなんて、
むずかしいと思われるかもしれません。
しかし、その不快な感情を選んだのも、自分自身ですから
楽しい感情を選ぶことも可能だと考えてみましょう。
私の好きな言葉で
「刺激と反応の間にはスペースがある」
という「7つの習慣」を書いたスティーブン・R・コヴィ博士の言葉があります。
これは、刺激に対する反応は、1パターンではなく、
選択可能だということを表しています。
出来事は変えられないけど、
その出来事に対する意味付けは変えることができる
と考えてみましょう。
感情を選択できることは、分かったけど、
具体的にどうすれば、得たい感情を得ることができるでしょうか。
それには、焦点、言葉、体の使い方を変えてみるといいです。
まず焦点ですが、
ムカついているときは、そいつのマナーの悪さに集中していますが、
そんな迷惑を掛けている大人気ない行為を
常識に外れた滑稽な姿に見えることもできます。
次に言葉。
「コイツはこんなくだらないことをするために生まれてきたんだ」
と心のなかでつぶやくとそいつが滑稽で可哀相に思えてきます。
そして体の使い方。
そいつを見て、ニヤリと笑い飛ばしてやりましょう。
すると、いままでムカついていた気持ちが、
いつのまにか可笑しい気持ちに変化していることでしょう。
その他に、その人の気持ちになって考えてみることもできます。
彼女にフラれて不機嫌だから、
そいつはいま周りを不快にさせようとしているんだとか
そいつにも親がいて、赤ちゃんのときには祝福されていたんだとか
考えると、また違った気持ちになると思います。
この焦点、言葉、体の使い方のバリエーションを増やせば、
得たい感情を得られるようになると思います。
Let’s Try!
P.S.
面白い本を読みました。
P.S.2
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