これからの働き方とは「休む」ことだ

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日比谷公会堂で行われた「ニッポン働き方フォーラム2010」に行ってきました。

ニッポン働き方フォーラム2010

ニッポン働き方フォーラム2010

野中ともよさん、さかもと未明さん、松田公太さん。3名の公演を聞いてきました。

この3名の仕事に対する価値観が、
共通するところもあれば、異なるところもあって面白かったです。

3名に共通する価値観は、
自分にではなく、人の役立つことをしたいということでしたが、
それにいたる経緯や、アプローチの方法は三者三様でした。

野中ともよさんは、地球資源が有限であることから
経済的な成長にも、限りがあるとして、これからは、成長拡大路線ではなく、
地球も生命体であるとして、人や地球にやさしい働き方をしていくことの重要性を
語られていました。

さかもと未明さんは、女性の働き方について
女性が自立して、生きていくことの厳しさについて語られていました。
病気と闘いながらも、人のために役立つことをしたいと述べていました。

松田公太さんは、今の日本の現状を危惧し、
教育や経済成長を通して日本を元気に、尊敬される国に
していきたいと語られていました。

私がもっとも共感したのは、野中ともよさんでした。

松田公太さんは、経済成長を通して日本を元気にするとおっしゃられていましたが、
野中ともよさんの言うように、日本は成長期を過ぎて成熟期であり、
中国のような新興国と経済で争うのではなく、助け合っていく道を歩むことを望みます。

日本は経済的に豊かになったけれども、
精神的なゆとりや豊かさが感じられません。

さらに経済的に成長しても、心の豊かさが得られるとは思えません。

心が豊かでないと、防衛的になり、自分さえ良ければいいという人が増え、
まわりの困ってる人を助けようというような気持ちになりません。

そこに必要なのは、子供手当てのような防衛的なお金のバラマキでもなく、
経済的な成長でもないと思います。

精神的な余裕を生むには、何はともあれ「休む」ことです。

フランスやドイツでは、バカンス法といって
5週間の連続した休みを取ることを法律で決められています。

日本の夏休みなんて1週間くらい。
日本もヨーロッパにならって、1ヶ月以上の休みをとる法律を作ってもらいたいです。

1ヶ月の休みがあったら、何をしたいですか?

のんびり旅行したり、趣味を極めたりできると思うとワクワクしてきませんか?

日本人は働き者だから、1ヶ月も休んだら仕事がなくなるとか、
競合に負けるとか心配で、そんな長期休暇がとれるわけないと考える人も多いでしょう。

けれども、そんなワクワクする楽しい休みをとるためだったら、
仕事を終わらそうと頑張るし、
旅行費を稼ぐのにより儲けようとするでしょう。

自分がいない間でも仕事がまわるように引継ぎをするようになると
ワークシェアになって、新たな雇用も生まれるでしょう。

フランスが最初に2週間バカンス法を導入した目的は、景気対策だったそうです。

バカンスでみんなが旅行・観光でお金を使ったことで景気が良くなったそうです。

それ以降3週、4週、5週間と休みを伸ばしても、景気が悪くなくことはなかったそうです。

こうした経済効果が期待できる以上に、
日本人の気持ちが明るく楽しくなることで、精神的なゆとりが生れることが大きいでしょう。

ということで、日本にもバカンス法を導入するように、政治家に進言しましょう!

経済的にも精神的にも豊かで、他の国に誇れる国の国民になりたいものですね。

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