山口が会社を辞めた訳

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5年くらい前の話ですが、
私は、8年間勤めていたシステム開発会社を辞めました。

その大きな要因は「バーンアウト」です。

当時の私は、開発チームのリーダーをしていました。

私の上司である課長が、お客様先に常駐して要求をまとめ、
それを私のチームが、自社でシステムを開発を請け負う
というプロジェクトでした。

開発期間は、3ヶ月。

総勢16名のエンジニアをマネジメントしていました。

期間が短いうえに、規模が大きく、メンバーも多かったので、
残業が重なり、かなりオーバーワークな状態でした。

毎日終電帰り、休日も出勤して、休みが月に2日しかとれない
そんな日々が続きました。

それでも期日までになんとか納品することができました。

納品後の翌日、上司であるA課長(41歳男性独身)と
連絡がつかなくなりました。

部長が心配してA課長の家にいってみると、
A課長は、部屋で亡くなっていたのです。

数日前に納品の準備で打ち合わせして
会っていた人が突然亡くなったので、驚きました。

死因は、私たちには知らされませんでしたが、
自殺か過労による突然死なのではないかと思われます。

亡くなった課長の仕事は、自分が引き継ぐことになり
仕事量と責任がさらに増えました。

プロジェクト完了の達成を喜ぶどころか、
課長の突然の死を悲しむことになってしまったのです。

一生懸命やったこの仕事は、一体なんだったんだという
報われない気持ちになりました。

一生懸命やったところで、課長と同じように死んでしまう
と考えると、この仕事を続ける意欲が完全に失せました。

苦労して達成した仕事の成果が、報われなないことで
心が折れ、無気力な状態となる。

このことを「バーンアウト(燃え尽き)」と呼びます。

その半年後に、私は会社を辞めました。

そして社会復帰するまで2年ほどかかりました(笑)

現在は、ほどほどに頑張るようにしています。

みなさんも、忙しいなか効率を上げて仕事をされている
ことでしょう。

それが結果的にうまくいっても、いかなくても
その仕事が終わったことを「お祝い」してください。

「お祝い」をしなければ、プロジェクトが終わったという
意識がもてず、達成感が得られません。

ひと仕事終わったという、区切りがつけられれば、
また新たな仕事を頑張ろうという意欲がわきます。

達成感が無いまま、仕事を続けていると
私のように「バーンアウト」してしまうことがありえます。

燃え尽きないようにするには、
小さなタスクでも、終わったという喜びを得られるような
仕組みを導入し、

プロジェクトの完了では、盛大に打ち上げをして
達成した喜びを、メンバーと分かち合うようにしましょう。

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