中国の携帯電話の主な通信キャリアは、
中国移动(チャイナ・モバイル)と中国联通(チャイナ・ユニコム)
の2社です。
支払い方法は2通りあって、
日本のように料金後払い契約は、主に法人やビジネスマンに
利用されています。
個人や学生などは、料金前払いのプリペードカードを使っています。
プリペイドカードを買って、携帯電話にチャージして使います。
チャージ残高が10元を切ると、お知らせしてくれる機能がついているそうです。
携帯端末は、SIMフリーで、キャリアによる縛りはありません。
人気メーカーの上位は、
ノキア、モトローラー、サムソン、ソニーエリクソン。
最近はシャープ製も若者に人気のようです。
また当然、ニセモノも多く、販売されています。
電気ヒゲ剃り付きの携帯電話などオモシロ端末もあって、中国らしいです。
中国携帯の3G状況は、1,808万ユーザー。(2010年3月)
3Gは伸びていますが、まだ携帯全体の1%くらいの普及のようです。
大半が2Gのまま。
モバイルインターネット業務のユーザー総数は1億7,400万件で、
携帯電話ユーザー全体に対する割合は22.4%(2010年3月)
http://japan.internet.com/allnet/20100426/3.html
モバイルインターネットのユーザーは、日本の人口を既に越していますね。
ここからは、技術情報。
中国のモバイルインターネットサイトは、WAPという
日本のi-modeなどのサイトので使われているHTMLとは異なる
マークアップ言語が使われています。
WAPとは、少ない通信量のモバイル用に開発されたマークアップ言語で
かつてau(EZ Web)がWAPを採用していたこともありました。
私もWAPで中国携帯向けのサイトを作成したことがあります。
WAPは、XML-DTDにより文法チェックが厳しい。
HTMLと違い、厳密にコーディングしないとエラーで表示されません。
日本では、プロトコルヘッダーのユーザーエージェントから
端末やブラウザ情報を取得できますが、
中国携帯は、ユーザーエージェントがキャリアで削除されるようで
端末情報が取得できません。
(勝手サイトの場合。公式サイトになると取得できるかも?)
現在は、まだ2Gユーザーが多いので、WAPサイトが多いですが、
近い将来、3G端末やスマートフォンが普及してくれば、
フルブラウザでPCサイトが見れるので、
WAP携帯サイトを作らなくてもよくなると思います。
P.S.
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