仕事でもプライベートでも、問題やトラブルは発生します。
問題やトラブルが発生すると、人はそれを解決しようとします。
でも、問題は解決しなくていいんです。
(キッパリ!)
なぜなら・・・
「問題と同じレベルでは、その問題を解決できない」
というアインシュタインの言葉があります。
これは、自分が問題の当事者でいると、
いつまでも解決できないということです。
仕事のトラブルも、上司やコンサルタントに相談すると
簡単に解決することがあります。
プライベートな問題も、友人や弁護士など相談すると
どうしたらいいか明確になることがあります。
このとき、上司やコンサルタント、友人や弁護士は
当事者として問題を見ていないから、問題を解決できるのです。
つまり、自分は関係ないという非当事者意識で
引いて考えることで、冷静に判断できるのです。
カウンセラーやセラピストが、相談者と同じ
当事者意識で問題にあたると、身が持ちません。
問題やトラブルというのは、自分のこととして捉えるから
「問題」なのであって、
他人事として捉えれば、「問題」ではありません。
なので、問題やトラブルには、
一歩引いて考えるように心がけています。
とはいえ、自分にとって切実な問題ほど、
他人ごとのように、引いて考えるのが難しいですね。
ただ、起きてしまった出来事は変えられないですが、
出来事に対する反応は、変えることができます。
仕事で問題が発生したときに
「問題が起きた」と考えるより、
「仕事が来た」と考えるとどうでしょうか。
問題がたくさん発生すると、嫌な気分になりますが、
仕事がたくさん来たとなると、嬉しくないですか?
#もっとも暇な方がいいという人もいるでしょうが・・・
プライベートな問題でも、機会やチャンスとして
捉えるようにすると気分が変わります。
また、この問題を、あの人だったらどう考えるか
自分以外の人の立場になって、考えてみると
当事者意識から解放されます。
課長ではなく、部長、社長の立場で、
レベルを上げて考えられる人は、
より大きな問題に対処できる人として、出世します。
よく海を見たり、高層ビルの展望台から下界を見下ろすと
問題と思っていたことが、どうでもよくなる
なんてこともあります。
自分のレベルから、地球や宇宙や歴史など
もっと大きなレベルに意識が向いたとき
問題がちっぽけなものとして、捉えられるようになるのです。
このように問題に対するアプローチを
当事者としてだけ考えるのでなく
いろんな角度から考えてみることを
心理学では「メタ認知」といいます。
問題で悩んでいる人も、ぜひこのメタ認知を
試してみてはいかがでしょう。
きっと道は開けます!
ちなみに「問題は解決しなくていいpart1」はこちらです。
P.S.
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