新商品を開発しても、なかなか売れない。
ダイエットを始めても、なかなか体重が落ちない。
メルマガを始めても、読者が増えない（汗）
など・・・
新しい試みを始めても、思うように軌道に乗らないと
やり続ける気がしなくなります。
私たちは何か新しいことを始めたときに、
時間の経過とともに直線上に成長することを期待してしまうからです。
けれども、実際には物事の成長はＳカーブの曲線を描くと
言われています。
これをマーケティングでは、製品ライフサイクルともいいます。
Ｓカーブ曲線は、導入期、成長期、成熟期、衰退期と
４つの期間に分けられます。
始めの「導入期」は、緩やかに伸びていき、
その後の「成長期」で、上昇カーブを描き、
「成熟期」で成長が鈍化し、再び緩やかな伸びになり、
「衰退期」でマイナス成長となります。
これは商品だけでなく、人生や国の歴史など多くの物事に
当てはまる法則だと考えられています。
例えば、ＡＫＢ４８は、前田敦子が卒業した時点で成熟期に入ったと
考えられます。
導入期には一部のアイドルオタクの間でしか知られなかった存在が
多くのファンを獲得し、全国的に認知されるようになった過程を見て
そのように思えます。
ですので、まだ軌道に乗らずに成果がでないというのは、
Ｓカーブの導入期にいるのだと認識すれば、
あきらめてやめてしまうのは、もったいないです。
今やれることを地道に継続していけば、
この後に急上昇する成長期が待っているのですから。
このように、自分の活動がＳカーブのどの位置にいるのかと
認識することは、未来を予測するのに役に立ちます。
そして未来を予測した上で、現在の戦略を考えることができます。
今売れに売れている商品でも、今後市場の飽和が近く成熟期に入ると
予測できれば、好調な時期に新商品を開発する準備に入れるでしょう。
また、急速に成長したものは、急速に失速するという法則もあります。
これは芸能界で言う”一発屋”と呼ばれるものですね。
急激なダイエットは、急激なリバウンドとなるというのも
これに当てはまります。
この法則を知っていれば、焦って急成長を目指さずとも
ゆっくりと長く繁栄していこうという戦略が立てられます。
ですから、まだ成果がでないという人も
焦らずあきらめずにチャレンジし続けましょう！
P.S.
スマホ市場は、現在成長期だといえるでしょう。
ガラケーからスマホに買い換える人が増えて、
たくさんの新機種が投入されています。
これにともないスマホ・アプリ開発の市場も拡大するでしょう。
ＩＴエンジニアも引く手あまたです。
こうした成長期の市場に参入することは、
拡大する流れに乗って、より大きな成果を上げられますね。
逆に衰退縮小する市場に参入してしまうと、
労力の割りに成果が得られないことになってしまいます。
神田昌典先生が言う「上りのエスカレーターに乗れ」とは
このことですね。
市場のライフサイクルと自分の人生のライフサイクルを
見極めながら、何を守り、どう攻めるかを考えていこうと思います。
P.S.2
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