フェイスブックを見ていて、友人が仲間と楽しそうにしている
写真を見たり、「いいね!」をたくさんもらっている投稿を見たり
すると、うらやましく思うことありませんか?
私たちは、美味しいものを食べたり、めずらしい場所へ旅行したり、
特別な体験をしたりすると、友人・知人に知らせたい
という欲求があります。
SNSは、ある意味「プチ自慢大会」のような性質があるので、
仕方ないと思います。
このように、嫉妬心や対抗心に燃えたりしていると
楽しめなくなってきますね。
また「いいね!」やコメントの数が友人と比べて少ないと
自分の無価値感にとらわれたりします。
そこで「いいね!」をたくさんもらうために、
たくさんの「いいね!」を押したり、
コメントを頻繁にチェックしてすぐに返信しなければならないと
思うようになると、だんだんと疲れてしまいますね。
さてスティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』によれば、
自分以外の人が成功しても、自分も成功する資源は十分にある
という考えを「豊かさマインド」と呼んでいます。
「豊かさマインド」を持つ人は、資源は無限にあるのでお互いが
成功するようなWin-Winの精神を持っています。
逆に、世の中の資源は有限だから、自分以外の誰かが成功すると
自分の取り分が減るという考えを「欠乏マインド」と呼んでます。
「欠乏マインド」の人は、他人が成功すると嫉妬するような、
Win-Loseの精神です。
とはいえ、
経済的に余裕があるときには、他人の成功を喜ぶことができても、
経済的に苦しかったり、不幸や不遇があった場合、
人の幸せを祝い、喜ぶことは難しいですね。
嫉妬心に燃えたり、焦燥感に駆られたりするのも、
人間の性ですからね。
ただ、そんなときでも、
自分の「持っていないもの」ではなく「持っているもの」に
焦点を当てる自尊心が取戻せるのでは、と思います。
たとえ「いいね!」があまりもらえなくても、
平和な日本で生れて、両親も健在で、信頼してくれる妻がいて、
かわいい子供もいて、体は健康で・・・
と「持っているもの」に焦点を当てると、自分の恵まれている境遇に
気づかされ、感謝と幸せを感じるようになれます。
自分が当たり前に持っているものは、あまりSNSの投稿ネタには
なりませんが、失うと困る大切なものです。
また、自分と他人の人生の目的は違うということを認識することも
大切です。
高級な車を買ったり、高級なホテルにとまったりするのに
価値を感じる人もいれば、
家族とたくさんの時間を過ごすことを大切に考える人もいます。
自分にとって何が一番大切か価値感を明確になっていれば、
自分の価値観と違う人が、違う価値観で自慢をしたとしていても
それは全く気になりません。
私が「キムタクを見た」と興奮気味に投稿しても、
キムタクに興味がない人は、フーンで終わります。
このようにSNSは、大人な精神を持っていないと、
楽しめませんね。
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