生い立ち 高校部活編

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埼玉県立坂戸高校という共学の進学校(普通課)に入学する。

受験勉強から解放されて安心したせいか、
遊びやスポーツに精を出す。

部活は、運動部に入りたいと思い、
いろいろ見学した。

高校の運動部は、体育会系で本格的だ。

球技や陸上競技が苦手な自分は、体育館の見学で
器械体操部の練習を見た。

そこで、軽やかに体操技を披露している先輩の姿を見て
こんな風に出来たら楽しそうだ、また出来そうだと思い
体操部に入部した。

そんな風に勘違いして入部した新入生は、男女20人くらい
いたと思うが、
3ヶ月後には、半分以下になるという、厳しい部だった。

まず担当の教師が、皆に恐れられていた体育教官で、
自分もよく怒鳴られたり頭を叩かれていた。

なんとその先生が自分のクラス担任だったこともあって
怖くて部活を辞められずに、3年まで続けるはめに・・・

高校男子体操はオリンピック同様に6種目
(床、鞍馬、吊り輪、跳馬、平行棒、鉄棒)
で試合を行う。

練習は見るのとやるのでは、大違い。
技ができるまでひたすら地味に繰り返すことばかり。

筋力や柔軟性が基本必要なので筋トレやストレッチも地味にこなす。

それに、失敗すると落ちたり、強打したりするので怪我も絶えない。

手のひらの皮は、豆がつぶれて出血し、滑り止めの白い粉
がこびり付いて、コンビニでお釣りもらうとき恥ずかしかった。

スポーツを極める厳しさを味わった。

でも技ができるようになったときの達成感は大きかった。

部活帰りにパンやアイスをみんなで食べて帰るのが楽しかった。

2年生になって、副部長に任命される。

それまで、班長や学級委員などリーダーをやったことなどなく
どちらかというと引っ込み思案な性格だったので
副部長というポストはチャレンジだった。

試合では、埼玉西部地区で個人総合10位くらいの成績だった、
(当時、西部地区はあまり強豪校がいなかったのでw)

平日も遅くまで、土日も夏休みも毎日練習をやっていたので
肉体的にも精神的にも強く成長することができた。

ひとつの事を達成するために地道に小さなことを積み上げていく
ことを学んだ。

その代わり勉強の方は・・・・

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