今年5月にBSで放送された
NHKハイビジョン特集『孫文を支えた日本人~梅屋庄吉~』
を見ました。
孫文という名前は、歴史の授業で習いましたが、
具体的に何をした人か知りませんでした。
日本と世界の近現代史は、歴史の授業の最後のため、
時間が足りずにさらっと飛ばされて、詳しく知りません。
ましてや、中国の革命を支えた日本人がいたということ
をはじめてこの番組で知りました。
西欧列強に侵略される清王朝を憂い、
孫文は民衆による近代国家(三民主義)を建設すべく、
清王朝を打倒する武装蜂起する。
これを辛亥革命といいます。
しかし清軍の前に武装蜂起は鎮圧される。
孫文は、明治維新により既に近代国家を築き、
日清戦争で勝利した日本に協力者を探していた。
梅屋庄吉と孫文は、香港で出会った。
孫文の運動に共感した梅屋は、辛亥革命を支援することを決める。
支援した金額は、現在の2兆円にもなる。
清朝を打倒し、中華民国が成立。
孫文は、臨時大統領になるものの、袁世凱ら軍閥が台頭し、国内は混乱。
孫文志半ばで病に倒れる。
梅屋は、孫文亡き後も革命を支援し続ける。
そして孫文の偉業を称えるために、孫文の銅像を4体送る。
銅像は、文化大革命時に破壊されそうになるが周恩来により守られ、
現在も4体とも残されている。
週末には、
梅屋庄吉の曾孫にあたる小坂文乃さんの講演会に行ってきました。
かつて明治維新を成功させた日本は、
西欧列強に支配されていたアジア諸国に尊敬され
アジアのリーダーとして期待されていました。
中国の辛亥革命を日本人が支援したことに、
日本人として誇りを持とうと仰っていました。
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