「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
孫氏の兵法として有名な言葉ですね。
「彼」と「己」のどちらも知らなければ、成功しません。
「彼」を知らないとは、例えば
お客さんや競合他社など市場のことを調べもせずに、
自分がいいと思い込んだ商品を開発しても
まったく売れなかったりという状態ですね。
コミュニケーションでもまず相手を理解しなければ
自分のことも理解してもらえません。
現代の情報化時代には、この「彼」を知ることは
たやすくなってきています。
本屋に行けば、知りたい業界情報やノウハウが手に入りますし、
ネットでどんなキーワードが検索されているのか市場調査する
ことも可能だからです。
ＳＮＳで専門家とつながることもできます。
なので「彼」を知ることよりも「己」を知っていることの方が
大切です。
「己」を知らないとは、自己分析や自分のやりたいことが
明確でない状態のことです。
就職活動で、業界や企業の情報を持っていたとしても
自己分析はできていなければ、面接で自己アピールができません。
就職できたとしても、自分に向いていない仕事で困ることに
なるかもしれません。
まだ売る商品を持っていないのに、
マーケティングやセールスの本を読んだり、
セミナーを受けても効果がありません。
情報やノウハウばかり集めても、成果が出ていないという方は、
一旦「彼」を知るのを止めて、
「己」を知るようにするといいでしょう。
自分はどんなことが得意で、どんなことがしたいのかを
自分軸を明確にして、自分がやりたいことや、
得意なことを伸ばす情報やノウハウを集めるようにすると
効果があっていいでしょう。
ソーシャル・メディア時代では、「己」を知る者が勝つ！
P.S.
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