3.11震災当日

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3月11日(金)に発生した「東北地方太平洋沖地震」。
犠牲になられた方々、被害にあわれた皆様、ご家族の皆様に対し、
心よりお見舞い申し上げます。

自分は、地震発生当時、東京日比谷にある勤務先のビル8階にいました。

ちょうど廊下を歩いているときに激しい揺れが起き、
そのまま歩いていることができず、壁に寄りかかっていました。

激しい揺れは続き、壁の割れてきたのか、コンクリートの小さな破片が
ボロボロと落ちてきます。

建物全体がギシギシと嫌な音をたて、女性の悲鳴が四方八方から聞こえました。

廊下の防火シャッターが次々にバタンと閉じていき、進むも戻るもできなく
完全に閉じ込められました。

これはヤバイ。


このまま閉じ込められたままビルが崩壊して死ぬんじゃないかという
恐怖心からパニックになりそうになりました。

激しい揺れは一旦納まったとき、非常階段の扉が開いていたので
そこから降りてビルの外へ逃げ出そうと思いましました。

ふと窓から外を見ると、周りの建物で崩壊したものは見当たりませんでした。

そこで少し落ち着いて、携帯もサイフも持っていないことに気付き
オフィスへ戻ることにしました。

非常階段から一旦下の階に降り、防火シャッターが閉じていない廊下を
迂回しながら、自分のオフィスへ戻りました。

オフィスへ戻ると、職場の仲間はみな無事でしたが
窓ガラス割れたり、書類が散乱していました。

まずは家族の無事を確認しようと、携帯電話で連絡してみたが
通じません。妻の携帯にも、実家の固定電話にかけましたが不通でした。

そこで、携帯メールとPCのメールでこちら無事を妻に伝えました。
けれでも返信が来ないないので心配でした。

その後も大きな余震が続き、ビルの中高層は大きくゆれるので、
荷物を持って日比谷公園に非難しようかと思いましたが、
免震構造なので大丈夫ということで留まりました。

ネットで情報を集めていると、東北の太平洋沖が震源らしく
岩手や宮城が、たいへんなことになっているということがわかってきました。

情報収集で役にたったのがツイッターです。
各地のリアルタイムの声を聞くことができ、状況が把握できました。

東京も大津波警報が出ており、ビルの割れたガラスや壁の破片が落ちてくることもあり
冷静に考えてむやみにビルから出ないようにしました。

地震発生から2時間後の4時半ごろに妻からメールで無事だと返信があり
ほっと安心しました。

余震の続く中、妻一人マンションでいるのが、不安で怖かったらしく
早く帰ることにしました。

とはいえ、電車、バスなど交通機関は、すべて止まっています。
タクシーも道路が渋滞していて、使えません。

今日中に電車の復旧は、見込めないという情報もあり、
いつまでも会社にいても仕方が無い。
ここは徒歩で帰るしかないなと決意しました。

会社を出るまえに、Google Mapsで日比谷から練馬の自宅までの距離を調べました。
徒歩で16.2Km、3時間16分と出ました。

かつて出場したフルやハーフマラソンに比べて16Kmなら楽勝じゃんと思いました。
マラソン完走の経験は、こういうときの自信につながります。

iphoneをフル充電し、カバンの荷物を少なくして18時に会社を出ました。

日比谷の通りは、歩いて帰宅する人々で溢れていました。
幹線道路は、渋滞しています。

自分はiphoneのGoogle Mapsアプリで現在位置とルートを確認しながら
歩を進めました。

このiphoneがなければ、最短距離でスムーズに帰ることができなかったでしょう。
iphone大活躍です。

幹線道路は、帰宅する人々で溢れていて、思うように自分のペースで進めませんでしたが、
iphoneのマップルートでは、人通りの少ない住宅街の道も通りました。

市ヶ谷あたりで疲れてきました。
高田馬場あたりで右足首が痛くなってきました。
南長崎でお腹がすいて、寒くなってきました。

しかしこれらもマラソンで既に経験済みの感情です。
疲れていても、足が痛くても、お腹がすいていても、走り続けられたのですから、
今回もトイレでコンビニに寄った以外は、歩き続けました。

都内の道を歩いていて、倒壊している建物や、道路が寸断されているような
被害を見なかったので、東京は大丈夫だし、自宅も大丈夫だろうと安心しました。

そして22時に4時間かけて自宅にたどり着きました。

自宅は、観葉植物の鉢が倒れたくらいで、幸いに被害はありませんでした。

実家にも連絡し、家族の無事が確認とれました。

しかしテレビの緊急番組から流れてくる、東北の被害を見ると
日本はこれからどうなるのだろう、東北の人達は明日からどうなるのだろうと
不安になるのでした。

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